女性の抜け毛・薄毛
女性の抜け毛や薄毛の悩みは近年増加傾向にあるようです。薄毛については日本でも推定600万人ともいわれる女性が悩みを持っているそうで、およそ女性の約10人に1人が薄毛の悩みを抱えているということにもなります。
この原因としては、瀰漫性脱毛症が最も多いとされていて、頭部の髪が全体的（瀰漫）に脱毛してしまい、結果的に毛髪が均等に薄くなる症状です。特に気になるのは髪の分け目で、いかにも年を取っているように見えるので悩みのタネとなるのです。
男性の脱毛症のようにおでこの生え際が後退することはありませんが、ボリューム感ははっきり無くなってしまいます。これの原因としては、もちろん老化もありますが、極端なダイエットによる栄養の偏りも大きな要因です。又、最近ではストレスによることも多く、メンタル面も軽視できません。
栄養の偏りは批糠性脱毛症も引き起こします。批糠性脱毛症は頭皮の症状で、乾燥したフケを伴う脱毛症です。頭皮が炎症を起こすのはフケが毛穴を塞ぐからで、毛髪の正常な成長を妨げることが主な原因です。
これは乾燥したフケでパサパサになる症状ですが、逆に皮脂の過剰分泌が頭皮の炎症を起こす脱毛症もあり、それが脂漏性脱毛症です。
牽引性脱毛症は物理的な髪型が原因で、ポニーテールや巻き髪などで頭髪をいつも過度に引っ張っていることで発生する脱毛症です。このように女性の薄毛や抜け毛の原因はさまざまです。
しかし女性の薄毛は男性の場合と比較すれば、各人の差はあれども、改善する可能性が高いといわれています。対策や治療の知識を正しく知って、早く髪の悩みから解放されてください。